東京商工リサーチが１５日発表した「全国女性社長」調査によると、今年は６１万２２２４人（前年比４．８％増）で初めて６０万人を超えた。全社長に占める比率も１４．９６％（同０．２６ポイント増）となり、いずれも過去最高だった。企業規模別には出していない。
産業別では「サービス業他」が３０万８４０人で最も多く、全体の半数近くを占めた。喫茶店、食堂、美容業、エステティック業など、小資本でも起業が可能な業種に多い。次いで、「不動産業」の９万９９５人、「小売業」の６万３６９１人の順。
女性社長は調査開始の２０１０年当時の２１万２１５３人から毎年一貫して増え続け、１３年間で約３倍に増加。女性人口１０万人あたりの社長数は東京都がトップの２２０３人で、大阪府の１３０９人を大きく引き離している。人口や市場規模が大きく、女性が起業しやすい環境にあることが要因のようだ。
