厚生労働省が8日発表した主要企業の今夏のボーナス妥結状況(加重平均)によると、平均84万5557円で前年比1万3217円、1.59%増となった。夏ボーナスは昨年、景気回復などで妥結額が4年ぶりに増加に転じ、今年で2年連続の増加となったが、伸び率は昨年の7.59%増から大きく鈍化した。
対象21業種のうち、最も高かったのは建設(25社)の98万4821円(同0.6%増)で、自動車(60社)の96万5962円(同0.03%増)が続いた。15業種は前年を上回ったが、食料品・たばこ(9社)の73万4280円(同19.64%減)など6業種は下回った。
対象は資本金10億円以上かつ従業員1000人以上で、労組のある351社。