ニュース記事一覧へ

2023年9月 5日

22年の貯蓄残高、平均1901万円 4年連続増、総務省の家計調査年報

 総務省が5日発表した2022年「家計調査年報(貯蓄・負債編)」によると、2人以上世帯の1世帯あたり貯蓄残高は平均値で1901万円(前年比1.1%増)となり、4年連続の増加で、比較可能な02年以降で最高となった。中央値は1168万円(同5.8%増)で、平均値を下回る世帯が66.3%(同1.3ポイント減)と3分の2を占めている。

 貯蓄の種類別比率は「預貯金」が63.8%と圧倒的に多く、「生命保険など」が19.0%、「有価証券」が15.5%など。年間収入は641万円(同1.3%増)で、貯蓄年収比は296.6%(同0.4ポイント減)だった。

 一方、負債額は平均値で576万円(同1.6%増)で、負債保有世帯に限ると中央値は1231万円(同0.2%減)。負債の保有世帯比率は前年と同じ37.7%だった。種類別比率は「土地・住宅ローン」が526万円で9割以上を占めている。

PAGETOP