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2023年8月31日

45歳以上の転職、5年間で10倍に ITエンジニア職、リクルート調査

 リクルートは31日、転職市場におけるミドル・シニア(45歳以上)のITエンジニア職(システムエンジニアとインターネット専門職の合計)の動向を発表した。それによると、2017年度の転職決定者を1とした場合、22年度は10.22となり、5年間で約10倍に増えていることがわかった。

 これは全職種の4.91倍に比べると2倍以上の増え方。IT職種の求人件数がやはり5年間で2.7倍に増え、ニーズが高まっていることが背景にある。同社によると、IT業界は歴史が浅く、ミドル・シニアの割合は低かったが、多くの企業でDX化が進んだことによる人材ニーズの増加、システム障害に対応してきたスキルや経験の重要性が再認識されたことなどが要因とみられる。

 このため、25年にはIT人材の約4割が45歳以上になるとの予想もあり、かつての「35歳定年説」は姿を消しつつある。

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