ディップが22日発表した7月のアルバイト時給は平均1280円で、前月比8円(0.6%)減、前年同月比53円(4.3%)増となり、5、6月と2カ月連続で過去最高を更新した勢いは"一服"した。前年同月比は31カ月連続のプラスとなった。
大職種別にみると、4月以降大きく伸びている専門職が1526円(前年同月比20.1%増)と高水準を維持しており、運搬・清掃・包装等業も1344円(同10.6%増)、建設業も1603円(同8.9%増)の伸び。一方、教育は1415円(同21.7%減)、サービス業も1208円(同3.2%減)となるなど、9職種のうち3職種でマイナスとなった。サービス業は5月以来、3カ月連続のマイナス。
地域別では関東が1287円(同1.3%増)、東海が1256円(同5.0%増)、関西が1281円(同4.9%増)、九州が1280円(同11.6%増)と、全地域でプラスになった。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約28.6万件で、前月比6.5%減、前年同月比8.3%増だった。
リクルートが同日発表した7月の3大都市圏のアルバイト・パート募集時平均時給は1155円(前月比0.3%減、前年同月比2.6%増)となった。求人件数は約116.6万件。
マイナビが17日に発表した7月の「アルバイト・パート平均時給」は1203円(前月比1.1%増、前年同月比5.8%増)の過去最高となり、20年の調査開始以来、初めて1200円台に達した。前月比は2カ月ぶりのプラス、前年同月比は11カ月連続のプラスだった。