経団連が9日発表した大手企業の今年夏のボーナス支給額(最終集計、加重平均)は161社平均で90万3397円(前年比0.47%増)と2年連続で増加したが、増加率は昨年の8.77%増を大きく下回った。内訳は製造業の127社で95万2574円(同3.50%増)、非製造業の34社で77万7293円(同6.24%減)となり、非製造業が前年のプラスからマイナスに転じた。
製造業で最も高かったのは食品9社の109万665円(同14.58%増)で、機械金属3社の106万8372円(同13.11%増)、自動車13社の101万2409円(同10.54%増)など。造船9社も101万2763円(同13.81%増、単純平均)だった。非製造業では建設7社の125万2850円(同2.73%減、単純平均)が最高だった。
調査対象は従業員500人以上の会員企業で21業種241社のうち、平均支給額の判明した161社について集計した。