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2023年8月 3日

1万4147事業場で違法残業 22年度は4割超、厚労省調査

 厚生労働省は3日、2022年度「長時間労働が疑われる事業場に対する監督指導結果」を発表した。それによると、対象となった3万3218事業場のうち、42.6%にあたる1万4147事業場で違法な時間外労働を確認、是正・改善の指導を行った。この件数は前年度の34.3%を8.3ポイント上回っている。

 違法事業場の中には、4割近くの5247事業場で1カ月あたり80時間を超える残業・休日労働があった。さらに、同100時間を超えたのが3320事業場、同150時間を超えたのが752事業場、同200時間を超えたのが168事業場となっている。最も多かった業種は「商業」の3291事業場で、「製造業」が2802事業場、「接客娯楽業」が1491事業場で続いた。

 ほかの違反としては「賃金の不払い」が3006事業場、過重労働による健康障害防止措置の未実施が8852事業場で認められた。

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