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2023年7月21日

働く女性、過去最高の3035万人 両立環境進む、22年就業構造基本調査

 総務省が21日発表した2022年の就業構造基本調査によると、有業者(働く人)数は6706万人(前回調査、17年比84万7000万人増)だった。そのうち、女性は3035万4000人(同121万5000人増)の過去最多となり、就業率も53.2%(同2.5ポイント増)の過去最高となった。男性は3670万6000人(同36万8000人減)。女性は育児と仕事の両立環境が一定程度進んだことが一因。

 雇用形態別では自営業主が510万8000人、雇用者が6077万2000人。雇用者のうち、役員などを除く雇用者は5722万5000人(同138万6000人増)で、正規従業員は3611万5000人(同160万1000人増)、非正規従業員は2111万人(同21万5000人減)。この結果、非正規率は36.9%(同1.3ポイント減)に低下した。

 非正規の内訳はパートが1036万5000人、アルバイトが431万4000人、契約が292万6000人、派遣が151万7000人、嘱託が109万9000人など。パートと派遣は増え、アルバイト、契約、嘱託は減った。

 調査は5年ごとに実施。今回は22年10月、全国約54万世帯の15歳以上約108万人を対象にした。

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