パーソルキャリアが20日発表した6月のdoda転職求人倍率は2.26倍となり、前月比0.06ポイント増、前年同月比0.35ポイント増だった。転職倍率は昨年12月に2.54倍の過去最高を付けて以降は低下傾向にあり、今年は2.20倍前後で推移していたが、3カ月ぶりに上昇した。求人数は前年同月比31.6%増と大幅に伸びているのに対して、転職希望者数は同11.3%増となっている。
求人倍率の高い業種は、6月もコンサルティングの7.05倍(同1.76ポイント増)、人材サービスの6.93倍(同0.88ポイント増)、IT・通信の6.41倍(同0.98ポイント増)が高い一方、レジャー・外食は0.69倍(同0.25ポイント増)、小売り・流通も0.49倍(同0.10ポイント増)と1倍を割り込んでいる。
しかし、求人の伸びが高い業種はレジャー・外食が同70.4%増と最も高く、エネルギーの同66.5%増、コンサルティングの同52.2%増などが続いている。レジャー・外食はコロナ明けやインバウンドを含めた外食需要を見込んで、飲食店店長や現場スタッフポジションの求人増によるもの。