マイナビが6日発表した2023年「高校生の進路に関する保護者調査」によると、子供に望む将来の働き方について、「安定した収入を得られる仕事をしてほしい」が25.5%と20年の前回調査から5.4ポイント増えた。トップは「本人がやりがいを感じる仕事をしてほしい」が39.9%だったが、同12.5ポイントも減少しており、コロナ禍や物価高騰など、不透明な社会情勢が背景にあるとみられる。
将来、子供自身が歩みたいキャリアについて、どの程度話しているか聞いたところ、「たまに話している」が43.8%で最も多く、「頻繁に話している」の9.7%と合わせると過半数の53.5%あった。「あまり話していない」が15.3%、「まったく話していない」も8.4%あった。子供の将来のキャリア希望について「知っている」「ある程度知っている」は45.8%にとどまった。
調査は5月19~21日に実施、全国の高校1~3年生の保護者1200人の有効回答を集計した。