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2023年6月28日

外国人、シニアともやや減少 マイナビの非正規雇用調査

 マイナビが28日発表した2023年「非正規雇用の外国人・シニア採用に関する企業調査」によると、外国人を非正規採用している企業は47.2%(前年比0.2ポイント減)、65歳以上のシニアを非正規雇用している企業は66.4%(同1.0ポイント減)といずれもやや減少した。

 外国人の場合、比率の高い業種は「コンビニ・スーパー」の72.2%(同3.7ポイント増)で、「ホテル・旅館」が63.9%(同2.3ポイント増)、「飲食・フード」が63.9%(同4.3ポイント増)といずれも増えている。同社によると、「インバウンド需要の増加などにより、人材不足の販売・接客業で外国人の採用率がコロナ前の19年より増えている」としている。

 一方、シニアの場合、比率の高い業種は「警備」の89.4%(同1.2ポイント増)、「介護」の79.6%(同2.5ポイント増)、「ドライバー」の78.6%(同6.9ポイント増)など。増加率では「建築・土木」の64.2%(同9.8ポイント増)、「飲食・フード」の65.7%(同8.8ポイント増)などが目立った。「人手不足の解消・改善につながるため」が多い一方で、シニアのネックとなっている「健康経営」の必要性は82.9%の企業が感じているものの、実際に取り組んでいるのは43.9%に過ぎなかった。

 調査は5月19~29日に実施、直近の半年以内に非正規雇用の採用に携わった20~69歳の男女1559人の回答を集計した。

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