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2023年6月15日

5月は2.20倍、2カ月連続低下 求職者も増える、doda転職求人倍率

 パーソルキャリアが15日発表した5月のdoda転職求人倍率は2.20倍となり、前月比0.02ポイント減、前年同月比0.35ポイント増だった。転職倍率は昨年12月に2.54倍の過去最高を付けて以降、求人数と求職者数がともに増えていることから、倍率は低下傾向にあり、今年3月以降は2カ月続けて下がっている。しかし、求人数の前年同月比34.5%増に対して、転職希望者数は同13.3%増で、売り手市場に変化はない。

 求人倍率の高い業種は、4月と同様に人材サービスの7.08倍(同1.05ポイント増)、コンサルティングの7.04倍(同1.82ポイント増)、IT・通信の6.09倍(同0.79ポイント増)がダントツに高いが、人材サービスは前月より少し下がった。その他を含む11業種で倍率は上昇したものの、メディアは3.62倍(同0.09ポイント減)、メディカルも1.12倍(同0.02ポイント減)に下がった。

 一方、レジャー・外食は0.62倍(同0.23ポイント増)、小売り・流通も0.48倍(同0.12ポイント増)と1倍を割る状況が続いており、求人側と求職側のミスマッチが原因とみられる。

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