就職活動中の大学生向けオンラインセミナーで、リクルートの社員が学生になりすまして企業に質問する「サクラ」行為をしていたことが5日わかり、同社は謝罪した。
同社によると、2021年4月~22年10月に開催したオンラインセミナー約7000件のうち、「さくら」行為をしていた事例が少なくとも20件確認されたという。セミナー内での投稿欄に「オンラインのイベントは出入り自由ですか?」「イベントに私服で参加してもいいですか?」「インターンシップは何社くらい参加すればいいですか?」などの質問を投稿したという。また、社内会議などの場で、こうした行為を自ら「さくら」と発言していた。
同社はリクナビのホームページに「参加学生が質問しづらい雰囲気になりがちだったため、雰囲気作りのきっかけとして質問した」と説明し、「不誠実な行為であり、再発防止に社内教育に注力する」とする謝罪文を掲載した。
一方、マイナビも同社のオンラインセミナーで類似行為があったことを認め、事実関係を調査している。