厚生労働省は31日、2022年度の「ハローワークを通じた障害者の職業紹介状況」を発表した。それによると、新規求職申し込みの23万3434件(前年度比4.2%増)に対して、就職件数は10万2537件(同6.6%増)となり、就職率は43.9%(同1.0ポイント増)と2年連続で伸びた。求職、就職とも件数はコロナ前の水準に改善している。
就職件数の障害別内訳は身体が2万1914件(就職率37.7%)、知的が2万573件(同57.8%)、精神が5万4074件(同43.8%)など。いずれも就職率は前年度を上回った。障害者雇用の多い医療・福祉、製造業、その他サービス業、卸・小売業などで求人が増えたことが要因。
一方、ハローワークに届け出のあった解雇者は1605人(前年度比51人減)で前年度を下回った。