パーソルキャリアが２５日発表した４月のｄｏｄａ転職求人倍率は２．２１倍となり、前月比０．０４ポイント減、前年同月比０．３７ポイント増だった。転職倍率は昨年４月から１２月まで９カ月連続で上昇、１９年以降の過去最高を更新し続けてきたが、転職希望者数の増加によって１、２月に連続して下がり、３月に少し持ち直したが、４月は再び下がった。しかし、求人数の前年同月比３５．０％増に対して、転職希望者数は同１２．５％増で、売り手市場の様相は変わっていない。
求人倍率の高い業種は人材サービスの７．１３倍（同１．０４ポイント増）、コンサルティングの６．９９倍（同１．７１ポイント増）、ＩＴ・通信の６．０９倍（同０．６０ポイント増）など。その他を含む全１３業種で倍率は上昇しているが、レジャー・外食は０．６１倍（同０．２２ポイント増）、小売り・流通も０．４９倍（同０．１４ポイント増）と１倍を割ったまま。求人数が前月より最も伸びたのはエネルギーの１０．７％増だった。
