経団連が19日発表した今年の春闘大手企業業種別回答状況(第1回、加重平均)によると、92社の平均賃上げ額は1万3110円(前年同期比3.91%増)の大幅上昇となった。この水準は1993年の1万759円(同3.83%増)以来30年ぶり。このうち、製造業85社が1万2714円(同3.88%増)、非製造業7社が1万4634円(同4.02%増)。
業種別で最も上がったのは建設3社の2万4821円(同4.64%増)で、造船3社の1万8191円(同6.06%増)が続いた。最も多い化学18社は1万2635円(同3.64%増)、自動車13社は1万3383円(同4.02%増)。4%以上の賃上げとなったのは15業種のうち8社に上った。
調査対象は従業員500人以上の21業種241社で、このうち平均額不明などの企業を除いた。