マイナビが１８日発表した「ミドルシニア／シニア層のアルバイト調査」によると、中高年の６割が「経済的にゆとりがない」と感じており、働きたい年齢について「７０歳を過ぎても」と思っている人が１５．５％（前年比３．５ポイント増）、「７０歳まで」が２０．５％（同１．３ポイント増）に増えていることがわかった。昨年来の物価上昇が影響しているため、とみられる。
現在の経済的なゆとりについては、「あまりゆとりがない」が４０．９％（同４．１ポイント増）に増え、老後は働かなくても暮らせる資産を保有しているかどうかは「全く足りない」が５９．７％（同４．４ポイント増）を占めた。
収入増に向けた学び直しに対する関心は高く、４２．８％が「必要性を感じる」と思っており、その理由も（複数回答）「収入を増やしたい」が５１．４％（同１０．６ポイント増）、「仕事の幅を広げたい」が５１．１％（同０．３ポイント増）、「何となく不安なため」が３６．６％（同５．２ポイント増）の上位３を占め、将来不安を感じさせる様子が浮かび上がっている。
調査は２月１５～２０日に実施、４０～７０代の男女でパート就業者４８１９人、無職のパート・バイト希望者１７７５人の回答を集計した。
