リクルートホールディングス(HD)が15日発表した2023年3月期連結決算(IFRS、国際会計基準)によると、売上収益(売上高)は3兆4295億1900万円(前期比19.4%増)、営業利益は3443億300万円(同9.1%減)、税引前利益(経常利益)は3677億6700万円(同3.9%減)、当期利益は2697億9900万円(同9.1%減)の増収減益となった。HRテクノロジーの景気後退時に備えた人員削減などに伴う一時的な損失計上のためで、調整後EBIDTAは5450億4300万円(同6.5%増)。期末配当は1株11円で、中間の11円と合わせて年間22円(同1円増)の増配とした。
売上高最大部門の人材派遣は、国内(スタッフサービスHDとリクルートスタッフィングの合計)が6841億円(同13.1%増)と堅調だったうえ、海外(スタッフマークHDなど)も9011億円(同16.5%増)と大きく伸び、合わせると1兆5852億円(同15.0%増)と2年連続の大幅増収となった。
求人情報のインディードを含むHRテクノロジーも、売上高は1兆1161億円(同29.6%増)と兆円台に乗せた。コロナ禍で低迷していたマッチング&ソリューションも全体に回復し、7606億円(同15.5%増)の増収に転じた。
通期見通しは、欧米の経済環境の悪化に伴う求人活動の急減速などで減収減益を見込んでいるものの、...
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