メイテックグループが11日発表した2023年3月期連結決算(日本基準)によると、売上高は1190億6900万円(前期比11.1%増)、営業利益は164億6200万円(同28.4%増)、経常利益は165億4000万円(同27.7%増)、当期純利益は122億5200万円(同32.6%増)となり、2年連続の大幅な増収増益となった。当期純利益の伸びは賃上げ促進税制による税負担軽減のため。
期末配当は1株あたり63円とし、中間配当の39円と合わせて年間102円とする。昨年7月に1対3の株式分割を行っており、大幅増配となる。
単体の売上高ではメイテックが837億6500万円(同8.8%増)、メイテックフィルダーズが304億7100万円(同18.0%増)となり、今回もメイテックフィルダーズの回復ぶりが目立った。3月末のエンジニア数はメイテックが7703人(同231人増)で、年間稼働率は97.2%(同2.9ポイント増)、メイテックフィルダーズが4203人(同410人増)、稼働率93.3%(同4.3ポイント増)といずれも稼働数、稼働率とも伸び続けている。顧客メーカーの業績回復と技術開発投資の活性化を受けたもの。
23年度も順調な業績を見込むが、2期連続で大幅な業績回復となったことから、通期見通しは売上高1265億円(前期比6.2%増)、営業利益168億円(同2.0%増)、経常利益168億円(同1.6%増)、当期純利益115億円(同6.1%減)の"巡航速度"を予想。配当も年間89円を予定している。また、同社は10月から持ち株会社、監査等委員会設置会社に移行する。
記者会見した國分秀世社長は...
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