パーソルキャリアが２０日発表した３月のｄｏｄａ転職求人倍率は２．２５倍となり、前月比０．１０ポイント増、前年同月比０．３９ポイント増だった。転職倍率は昨年４月から１２月まで９カ月連続で上昇、１９年以降の過去最高を更新し続けてきたが、転職希望者数の増加によって１、２月と連続で下落。３月に再び上昇した。
求人数の前年同月比３６．５％増に対して、転職希望者数は同１２．７％増となり、求人の増加率が高かったため、倍率も上昇した。求人数は２０年９月から３１カ月連続で増加中。
求人倍率の高い業種は２月と同様にコンサルティングの７．２４倍（同１．６９ポイント増）、人材サービスの７．２１倍（同０．９５ポイント増）、ＩＴ・通信の６．２０倍（同０．４４ポイント増）など。逆に、レジャー・外食は０．６３倍（同０．２３ポイント増）、小売り・流通の０．５０倍（同０．１０ポイント増）と１倍を割ったまま。全１３業種で倍率が上昇した。
