リクルートが18日発表した「就職プロセス調査」によると、来春卒業予定の大学生らのインターンシップ参加率は3月時点で93.6%とこの3年間で最も高く、参加理由も「採用選考に有利に働くと考えたため」が大きく増えたことがわかった。
ただ、参加期間は「1日以下」が89.7%で大多数を占め、「2日以上~5日未満」は8.4%、「5日以上」は1.9%に過ぎなかった。参加理由(複数回答)は「業務理解を深めるため」が78.5%で最多を占めたが、「採用選考に有利に働くと考えたから」が46.4%で前年より11.7ポイントも増えたのが目立った。
同社によると、今年の採用実績にあたって自社インターンシップの参加者を採用した割合は27%程度に過ぎず、必ずしも「インターンシップ参加=内定獲得」ではないこともわかっていることから、「自身の状況や目的に合ったインターンシップの活用を」と呼びかけている。
調査は3月18~23日に実施、「リクナビ会員」の大学生、大学院生1174人の有効回答を集計した。