ディップが12日発表した3月のアルバイト時給は平均1245円で、前月比15円(1.2%)増、前年同月比38円(3.1%)増となり、前月比は2月の4カ月ぶりマイナスから再びプラスに転じ、前年同月比は27カ月連続のプラスで過去最高を更新した。新年度をにらんだ企業の採用意欲を反映したとみられる。
大職種別にみると、専門職が1486円(前年同月比20.3%増)で2月からの大幅増を継続。看護・介護、編集・製作・撮影といった業種の伸びが著しい。事務職も1432円(同6.8%増)となるなど、8職種でプラスとなった。運搬・清掃・包装等だけが1214円(同3.3%減)でマイナスだった。
地域別では関東が1287円(同3.0%増)、東海が1201円(同3.3%増)、関西が1267円(同3.1%増)、九州が1148円(同1.9%増)と全地域でプラスに。関西は昨年7月から、九州も昨年12月からマイナスが続いていたが、どちらもプラスになった。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約30.6万件で、前月比7.1%増、前年同月比1.1%増と伸びた。