政府の就職活動に関する関係省庁連絡会議は10日、来春以降卒業予定の大学生らの就職活動について新ルールを決定し、経団連や日本商工会議所などに要請した。
企業側が内定を出した学生に対して就活をやめるように圧力を掛ける「オワハラ」について、「職業選択の自由を妨げる行為」として禁止することを求めた。また、現在の2年生から、専門性を見極める2週間以上のインターンシップ経験者に限って、3年生の3月中に前倒しで内定を出すことも認めることにした。
就活日程については、会社説明会を「大学3年生の3月1日」、面接などの選考を「4年生の6月1日」、内定は「10月1日」に解禁する現行ルールを継続する。専門人材の前倒しは例外扱いになるが、実質的に現状の後追いという側面も強い。