東京商工リサーチが10日発表した2022年度の年間倒産件数(負債額1000万円以上)は6880件(前年比15.0%増)、負債総額2兆3244億円(同99.0%増)となり、水準は低いものの件数は3年ぶり、負債額は5年ぶりに前年を上回った。
上場企業はテラの1件のみ。コロナ関連倒産は2602件(同46.4%増)と大きく増えた。産業別件数では「サービス業他」の2245件(同13.8%増)が最も多く、「建設業」が1274件(同15.3%増)で続いた。14年ぶりに、10産業すべて前年を上回った。
一方、負債額1000万円未満の倒産件数は426件(同6.5%減)と2年連続で減少した。「サービス業他」の産業を中心に、販売不振などが主要因。