パーソルキャリアが２３日発表した２月のｄｏｄａ転職求人倍率は２．１５倍となり、前月比０．１９ポイント減、前年同月比０．３７ポイント増だった。転職倍率は昨年４月から１２月まで９カ月連続で上昇、１９年以降の過去最高を更新し続けてきたが、転職希望者数の増加によって１月に下がり、２月も"一服"状態が続いている。
しかし、求人数の前年同月比３９．２％増に対して、転職希望者数は同１５．５％増となり、依然として売り手市場は変わっていない。求人数は２０年９月から３０カ月連続で増加中。
求人倍率の最も高い業種はコンサルティングの７．１０倍（同１．６８ポイント増）で、人材サービスの６．９６倍（同１．０４ポイント増）、ＩＴ・通信の６．０１倍（同０．５９ポイント増）などが続いた。１月と同様に、その他を含む全１３業種で倍率は上昇しているが、レジャー・外食は０．５６倍（同０．１８ポイント増）、小売り・流通も０．４７倍（同０．０７ポイント増）と１倍を割っている。
