厚生労働、文部科学両省が17日発表した今年3月卒の就職内定率は2月1日時点で大卒が90.9%(前年同期比1.2ポイント増)、短大が86.8%(同0.1ポイント減)、高専が97.5%(同3.4ポイント増)となった。大卒は21年卒の89.5%から2年連続で上昇しており、3年ぶりに90%台を回復した。人手不足を背景にした企業の旺盛な採用意欲を反映している。
大卒の場合、内訳は国公立が94.2%(同2.8ポイント増)、私立が89.8%(同0.6ポイント増)。男女別では男子が90.1%(同1.8ポイント増)、女子が91.8%(同0.4ポイント増)。文理別では文系が90.5%(同1.4ポイント増)、理系が92.8%(同0.5ポイント増)。地域別では関東が94.1%(同1.6ポイント増)で最も高く、中部が87.6%(同3.2ポイント減)で最も低い。
調査は大学など112校、6250人を対象に実施した。