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2023年2月21日

1月以降出荷分の値上げ、1万5012品目 主要食品115社、東商リサーチ調査

 東京商工リサーチが21日発表した「飲食料品の値上げ」によると、主要食品メーカー200社のうち115社が1月以降の出荷・納品分で価格改定を実施、対象品目は1万5012品目に上ることがわかった。1月の前回調査から5000品目近く増えた。

 値上げ率は「5%以上~10%未満」が最多の44.5%にあたる6684品目を占めた。次いで「5%未満」が4314品目(28.7%)、「10%以上」が1461品目(9.7%)などとなっている。

 品目では「加工食品」が4614品目(30.7%)と最も多く、「調味料」が3105品目(20.6%)、「冷凍食品」が2349品目(15.6%)、「飲料・酒」が2280品目(15.2%)と多数を占めている。

 同社は「原材料の高騰に加え、今後は人件費の負担増なども出てくることから、増加ペースは高い水準で推移する」と予想している。


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