連合が16日発表した2022年「なんでも労働相談ホットライン」によると、年間相談件数は1万9647件(前年比11.6%増)と大きく増えた。内訳は電話相談が1万6738件、メールが2099件、LINEが810件。対コロナの行動制限緩和などで、企業活動が活発化したことが増加の一要因とみられる。
相談者は男女ほぼ半数で、年代は50代が最多の27.4%。次いで40代の26.1%、30代の17.6%の順で、雇用形態では「正社員」が47.7%で最も多く、例年と同じ傾向だった。業種別では「医療・福祉」が22.0%のトップで、「その他サービス」が17.6%、「製造業」が13.5%で続いた。
相談内容では「パワハラ・嫌がらせ」が15.8%で最も多く、「雇用契約・就業規則」が8.8%、「解雇・退職強要・契約打ち切り」が7.9%などで、これも例年とほぼ同じ比率となった。