パーソルキャリアが16日発表した1月のdoda転職求人倍率は2.34倍となり、前月比0.21ポイント減、前年同月比0.40ポイント増だった。昨年4月から12月まで9カ月連続で上昇、19年以降の過去最高を更新し続けてきたが、年明けに"一服"した形だ。しかし、求人数の前年同月比40.0%増に対して、転職希望者数は同15.8%増と求人数が転職希望者数を上回る売り手市場に変化はない。
求人倍率の最も高い業種は前月と同じ人材サービスの7.88倍(同1.64ポイント増)で、コンサルティングの7.81倍(同1.95ポイント増)、IT・通信の6.57倍(同0.92ポイント増)など、上位3位に変化はなかった。その他を含む全13業種で倍率は上昇している。
同社によると、求人数は29カ月連続で増加して過去最高を更新中だが、1月は転職活動を始める人が増えるという予想通りとなったため、倍率は下がった。