ディップが14日発表した1月のアルバイト時給は平均1231円で、前月比11円(0.9%)増、前年同月比25円(2.1%)増の過去最高を更新した。前月比は3カ月連続のプラス、前年同月比は25カ月連続のプラスとなった。
大職種別にみると、教育が1652円(前年同月比9.6%増)と伸び、販売も1091円(同4.7%増)となるなど、5職種でプラス。一方、建設は1272円(同21.6%減)と大きく下がり、運輸・清掃・包装等も1223円(同4.6%減)となるなど、4職種でマイナスだった。
地域別では関東が1267円(同3.1%増)、東海が1207円(同4.6%増)、関西が1215円(同1.7%減)、九州が1161円(同0.4%減)となり、関西は7月から、九州は12月からマイナスが続いている。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約25.7万件で、同約0.9%増だった。
一方、リクルートが同日発表した1月のアルバイト・パート募集時平均時給(3大都市圏)は1142円(前月比1.4%減、前年同月比2.9%増)となり、12月の過去最高からやや下落。求人件数は約85.7万件。マイナビが13日発表した1月のアルバイト・パート平均時給(3大都市圏)も1211円(前月比0.4%減、前年同月比3.1%増)となり、12月まで3カ月連続で過去最高を更新した勢いは一服した。