リクルートが2日発表した「転職活動者調査」によると、転職の動機について目先の給与水準と同時に、転職後の給与上昇を見越せることも重視している人の多いことがわかった。
現在の仕事の満足度について、「収入面」の不満を挙げた人は45.2%で最も多く、次いで「社内の評価制度」が44.3%あった(複数回答)。年収の水準については「現在より高い水準」を希望が60.8%で最も高かったが、転職を考えたきっかけは「今の会社の将来性に不安」が28.2%、「成長できる環境で働きたい」が25.4%、「責任ややりがいのある仕事をしたい」が22.0%と賃金以外の理由が上位3を占めた(同)。
こうした結果について同社は「転職活動者は短期の収入アップだけでなく、中長期のキャリアを見据えて転職活動をしていることがわかった」と分析している。
調査は昨年12月13~14日に実施、転職活動をしている1040人の回答を集計した。