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2023年1月31日

全国社長は平均で63.02歳 過去最高を更新、東商リサーチ

 東京商工リサーチが31日発表した「社長の平均年齢」調査によると、全国の社長の平均年齢は過去最高の63.02歳となり、前年より0.25歳上昇した。高齢化に伴い、60歳以上の社長が60%を超えるなど、業績悪化、後継者不在、事業継承問題などがさらに進む可能性が強まっている。

 年代別に業績をみると、直近決算の「増収」企業は社長が30代以下で59.3%と最も多く、70代以上は42.9%で最も少なかった。70代以上では「赤字」「連続赤字」の比率も他世代より高くなっており、高齢者経営の深刻な課題が浮き彫りなっている。都道府県別で最も高いのは秋田県の65.33歳、最も低いのは大阪府の61.76歳。

 調査は同社のデータベース約400万社のうち、昨年末時点で代表者の年齢が分かった企業の平均で、個人事業主や理事長なども含まれている。

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