経団連が22日発表した冬のボーナスの妥結結果(加重平均)によると、会員大企業162社の平均は89万4179円(前年比8.9%増)となり、3年ぶりに上昇した。冬ボーナスは19年まで7年連続の増加が続いたが、20、21年はコロナ禍で減少。しかし、今年は行動制限の緩和を受けて経済も回復したことから増加した。
製造業129社は91万5724円(同7.3%増)、非製造業33社も83万2082円(同16.9%増)となり、非製造業が昨年の落ち込みが激しかった分、大きく伸びた。
業種別で最も高かったのは建設76社の124万7699円(同4.3%増)で、次いで鉄鋼9社の101万7895円(同87.2%増)、機械金属2社の98万1766円(同10.6%増)、電機12社の95万4692円(同2.5%増)など。一方、電力8社は76万615円(同0.8%減)、紙・パルプ6社も69万6963円(同0.2%減)と減少した。