パーソルキャリアが15日発表した11月のdoda転職求人倍率は2.23倍となり、前月比0.11ポイント増、前年同月比0.47ポイント増だった。4月から7月連続で上昇し、19年以降の過去最高を更新した。求人数は前年同月比44.6%増、転職希望者数は同14.0%増で、求人数が転職希望者数を上回る売り手市場の度合いが強まっている。
求人倍率の最も高い業種は人材サービスの7.69倍(同2.10ポイント増)で、コンサルティングの6.70倍(同1.59ポイント増)、IT・通信の6.12倍(同0.71ポイント増)などが続いている。その他を除く全12業種で倍率は上昇した。
同社によると、コンサルティングはM&Aに関連する企業でコンサルタントや市場分析のポジションを募集する求人が増えており、新型コロナによる中小企業の事業承継需要が増え続けていることが影響しているとみられる。