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2022年12月 1日

来年の値上げ予定、4000品目以上 11月末時点の主要食品、帝国データ

 帝国データバンクが1日発表した食品主要105社の価格改定動向調査によると、11月末時点で来年値上げ予定の品目が4000品目を超える見通しであることがわかった。同社は「来春は今年を上回る値上げラッシュが来る可能性が高い」とみており、政府の総合経済対策の早期実施や春闘の大幅賃上げといった対応が急がれる。

 来年2月の値上げ予定が3000品目で最も多く、累計では4425品目、平均値上げ率は17%と予想される。今年11月までの累計値上げは2万822品目、同14%で、ピークだった10月以降は少し沈静化している。

 値上げ予定の分野別では、冷凍食品などの加工食品が2128品目(値上げ率18%)で最も多く、ドレッシングなどの調味料が1065品目(同20%)、輸入ワイン・ウイスキーなどの酒類・飲料が949品目(同16%)などで、調味料の値上げ率が高くなりそうだ。冷凍食品は今夏に続いて3度目の値上げになる。

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