BPOサービスのパーソルワークスデザイン(平林由義社長)とアイルランドのICDL財団のアジア太平洋地域を管轄するICDL Asia(ティナ・ウー・ゼネラルマネジャー)は14日、国内の法人向け公認テストセンターの開設で業務提携したと発表した=写真。
ICDLは世界標準のデジタルスキル認定を提供してリスキリング(学び直し)を支援。公認プログラムは世界30以上の公的機関で採用されているが、日本には足場がなく、パーソル系企業と提携してまずは同グループの派遣社員らへの浸透を図る。
来年2月初旬に受験申し込みサイト「リモーズ」を開設し、CBT(パソコン上で実施する試験)方式で実施。学習テキストや演習問題などを含めて、受験料は1人あたり1万2000円を予定。28年までに6万人の受験者を目指す。
ICDL Asiaの日本上陸はアイルランド政府も全面支援し、この日はデミアン・コール大使らも都内で記者会見に臨んだ。ウー氏は「パーソルとの提携を通じて、日本でも最高品質のサービスを提供したい」と意気込みを語った。