帝国データバンクが２２日発表した２２年全国「女性社長」分析調査によると、２２年の女性社長の比率は８．２％（前年比０．１ポイント増）と過去最高を記録したものの、増加率は鈍く、依然として一ケタの低水準にとどまっていることがわかった。全国約１１９万社について調査した。
業種別では「不動産」が１７．２％でトップのまま。「サービス」が１１．１％、「小売り」が１０．８％で続いている。細分類では「保育所」が４１．０％で最も多く、「化粧品販売」が３５．６％、「美容業」が３４．２％で続いた。年齢構成では「７０～７４歳」が１４．５％で最も多く、６０歳以上で５９．７％を占めるなど、平均６２．９歳と女性トップの高齢化が進んでいる。
地域別で最も多いのは沖縄県と徳島県の１１．６％で同率トップ。これに対して、最も少ないのは岐阜県の５．８％で、製造業が多く集まる中部で低率傾向にある。
