ディップが17日発表した9月のアルバイト時給は平均1213円で、前月比17円(1.4%)減、前年同月比31円(2.6%)増となった。前月比は3カ月ぶりマイナス、前年同月比は21カ月連続のプラス。7、8月と2カ月連続で過去最高を更新したが、9月は"一服状態"となった。
大職種別にみると、教育が1781円(前年同月比9.4%増)、建設も1457円(同8.3%増)と高い伸びをみせたが、一方で専門職は1231円(同0.5%減)、サービスは1179円(同5.6%減)、製造・技能も1378円(同1.9%減)となり、9職種中3職種がマイナスだった。
地域別では関東が1261円(同3.7%増)、東海が1190円(同4.0%増)、関西が1190円(同3.4%減)、九州が1135円(同4.3%増)となり、7、8、9月と関西のマイナスが続いている。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約25.9万件で、同約1.4倍だった。
一方、リクルートが同日発表した9月のアルバイト・パート募集時平均時給(3大都市圏)は1141円(前月比0.6%増、前年同月比2.8%増)と過去最高を連続記録。求人件数は約88.2万件で前月より1.5万件減った。マイナビが14日発表した9月のアルバイト・パート平均時給(3大都市圏)は1182円(前月比0.3%減、前年同月比0.3%増)で、飲食・フード職種は1072円の過去最高となった。