パーソルキャリアが15日発表した8月のdoda転職求人倍率は2.09倍となり、前月比0.11ポイント増、前年同月比0.53ポイント増だった。21年12月の2.08倍をわずかに上回る過去最高となった。求人数は前年同月比49.1%増、転職希望者数は同11.2%増で、求人は20年9月から24カ月連続で増加が続き、過去最高を更新し続けている。これに対して転職希望者は夏休み期間中だったこともあり、前月より減少した。
求人倍率の最も高い業種は7月と同様に人材サービスの6.65倍(同2.08ポイント増)で、コンサルティングの5.79倍(同1.24ポイント増)、IT・通信の5.93倍(同1.15ポイント増)などが続いている。レジャー・外食は求人数が同37.3%増と大きく伸びており、外国人観光客の入国制限が緩和されたことで、観光客の増加を見越した動きとみられる。