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2022年9月 8日

「物価高倒産」が急増 8月に34件、帝国データ

 帝国データバンクが8日発表した「物価高倒産」動向調査によると、「物価高」が最後の追い打ちとなって倒産した企業は8月で34件と過去最多となり、今年1月からの累計でも150件に達したことがわかった。

 「物価高倒産」は原油や燃料、原材料などの仕入れ価格が上昇したり、取引先の圧力で価格転嫁できず、収益を維持できずに倒産したケース。円安の進行に拍車がかかった5月ごろから、中小・零細企業を中心に急増している。過去4年の間でも19年の122件、21年の138件をすでに上回っており、同社は年末にかけてさらに増えると予想している。

 今年の場合、最も多い業種は運輸業の42件で、建設業の34件、卸売業と製造業の23件が続いている。

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