全国求人情報協会が25日発表した7月の求人広告掲載件数(週平均・職種別合計)は、122万6232件(前年同月比42.4%増)となり、5月から3カ月連続でほぼ横ばいとなっている。新型コロナウイルス第7波の感染防止の動きと、ウイズ・コロナでの日常に戻す流れが交錯し、足踏み状態が続いている。
職種別でみると、「サービス」の中で「飲食店スタッフ」が週平均15万2064件(同74.3%増)、「調理スタッフ」は11万5523件(同68.2%増)、「運搬・清掃・包装」は14万2086件(同33.8%増)、最も掲載件数が多い「販売」も20万5800件(同34.3%増)となっている。
雇用形態別では、全体の8割を占めるアルバイト・パートが同44.4%増、このほか正社員が同15.7%増、契約社員が同30.3%増だった。
また、地域別では最も件数の多い関東・甲信越が同37.8%増だったほか、北海道・東北は同30.0%増、中部・北陸は同34.7%増、近畿は同40.6%増、中四国は同30.7%増、九州・沖縄が同34.3%増となった。