エン・ジャパンが26日発表した「リスキリング(技術・知識の習得)」調査によると、9割のビジネスパーソンがリスキリングの必要性を実感しているものの、経験者は37%にとどまっていることがわかった。
仕事探しや仕事に取り組む中で、リスキリングの必要性を感じることがあるかどうか聞いたところ、「ある」が58%、「時々ある」が33%で、合わせると91%に達した。20~50代以上まで、ほぼどの年代でも同じ割合だった。
身に着けたいスキルを具体的に聞いたところ(複数回答)、「動画編集」が36%で最も多く、「語学」が35%、「プログラミング」が34%、「ウェブ制作」が33%など。DX人材の需要が高まっていることが背景にあるとみられる。
しかし、実際にスキリングに「取り組んでいる」人はわずか12%で、「過去に取り組んだことがある」の25%を合わせても37%どまり。「これから取り組む」が21%あった。「取り組んでいる」「これから取り組む」人とも「語学」が最も多かった。
調査は7月4~31日に実施し、「エン派遣」ユーザー2848人から有効回答を得た。