人材派遣業のヒューコムエンジニアリング(山梨県)とグループ会社のピコピコピーコ(同)が、小学生を対象にしたプログラミング教室「アントレキッズ昭和校」を9月中旬に開校する。職業意識の向上を促す「キャリア教育」に重点を置く「アントレキッズ」(東京都)とフランチャイズ契約を結んだ。ブロックをつなぎ合わせながらプログラムを組み立てるScratch(スクラッチ)を使って、プログラミングの基礎や動画編集などの操作を学べる。
「アントレキッズ」では、ゲーム制作を通して会社運営を疑似体験したり、教室内の暗号資産(仮想通貨)を使って資産運用の仕組みを学習したりできる。「子どもたちが幅広く自分の未来を選択できる力をはぐくむ」をコンセプトに、独自のカリキュラムを考案。パソコンスキルやITリテラシー、論理的思考能力を育てている。
開校に先立ち、26日に同県のイオンモール甲府昭和で無料の体験教室が開かれた=写真。参加した子どもたちは、プロのエンジニア講師の指導を受けながら、パソコンのキーボードとマウス操作から始めて、Scratchを用いたプログラミング、最後に「ぶどう狩りゲーム」を作りあげ、楽しく遊んで学んだ。