経団連が27日発表した今春闘の大手企業業種別回答状況(最終)によると、加盟135社の加重平均で7562円(前年比2.27%増)となり、昨年の賃上げ率の1.84%を上回った。前年を上回ったのは18年以来4年ぶり。
このうち製造業122社の平均が7451円(同2.28%増)、非製造業13社の平均が8076円(同2.20%増)。最も高いのは建設7社の1万4871円(同2.97%増、単純平均)で、鉄鋼9社の8973円(同2.98%増)、化学30社の8317円(同2.48%増)、繊維15社の8315円(同2.60%増)など。製造業では12業種のうち9業種で2%台に乗せた。
対象は従業員500人以上の経団連加盟企業で、21業種202社の回答のうち、平均額などが不明な67社を除いた。