全国求人情報協会が25日発表した6月の求人広告掲載件数(週平均・職種別合計)は、123万2411件(前年同月比47.9%増)となり、5月の落ち込みを戻した。新型コロナウイルス感染防止の自粛ムードが再燃する中、今年に入ってから一進一退の動きとなっている。
職種別でみると、「サービス」の中で「飲食店スタッフ」が週平均15万109件(同89.2%増)、「調理スタッフ」は11万7180件(同78.5%増)、「運搬・清掃・包装」は14万7589件(同43.1%増)、最も掲載件数が多い「販売」も20万5754件(同37.7%増)となっている。
雇用形態別では、全体の8割を占めるアルバイト・パートが同49.0%増、このほか正社員が同22.5%増、契約社員が同34.7%増だった。
また、地域別では最も件数の多い関東・甲信越が同41.8%増だったほか、北海道・東北は同39.7%増、中部・北陸は同38.1%増、近畿は同47.9%増、中四国は同41.4%増、九州・沖縄が同39.5%増となった。