東京商工リサーチが8日発表した今年上半期(1~6月)の全国企業倒産状況(負債1000万円以上)によると、件数は3060件(前年同期比0.5%増)、負債総額は1兆7088億円(同約2.8倍)となり、件数は微増だったが、負債は急増した。自動車部品メーカーのマレリホールディングスの破綻が要因。
件数ではサービス業他が993件(同0.3%減)で最も多く、建設業が576件(同9.3%増)、卸売業が400件(同2.9%減)で続いた。マレリHDの負債額は1兆1330億円で、1兆円を超す破綻は17年のタカタ以来5年ぶり。
新型コロナの関連倒産は1015件(同32.3%増)で大きく増えた。