マイナビが27日発表した2022年「非正規雇用の給与・待遇に関する企業調査」によると、直近半年間(昨年12月~今年5月)にアルバイトの給与を上げた企業は50.8%(前年比10.8ポイント増)と大きく増え、飲食・宿泊業で大きく伸びたことが分かった。
上げた企業の多い業種は「ホテル・旅館」の64.0%(同28.2ポイント増)、「飲食・フード」の58.8%(同17.6ポイント増)が目立ち、「コンビニ・スーパー」も62.4%(同15.4ポイント増)とかなり高い。
上げた理由(複数回答)では「人材確保が難しくなったため」が42.1%で最も多く、「既存社員のモチベーションアップのため」が36.5%、「市場動向・同業他社の動向を踏まえて」が29.6%で続いた。「コロナ感染拡大による特別手当」も16.9%あり、昨年より2.5ポイント、一昨年より6.1ポイント増えている。
調査は5月18~29日に実施、非正規雇用の採用業務に携わった20~69歳の男女社員1545人の有効回答を集計した。