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2022年6月20日

条件付き含め「転勤承諾」は52% 3年前より11ポイント減、エン・ジャパン

 エン・ジャパンが20日発表した「転勤に関する意識調査」によると、今後、転勤辞令が出た場合、「承諾する」人は52%で、3年前の19年より11ポイント減少した。コロナ禍でビジネスパーソンの意識が変化していることをうかがわせる。

 「承諾」でも、「無条件」が16%(同3ポイント増)しかなく、「条件付き」が36%(同14ポイント減)となり、「条件に関係なく拒否」が26%(同7ポイント増)あった。拒否派は年代では30代が30%で最も高く、男女別では女性が30%で男性の22%を上回っている。

 条件付き承諾派に条件の内容を聞いたところ、「家賃補助」が62%で最も多く、「昇給・昇進」の60%、「転勤期間が決まっている」の42%と続いた(複数回答)。一方、拒否派の理由は「配偶者も仕事をしているから」が34%で最も多く、「子育てがしにくい」の30%、「親の世話・介護がしにくい」の28%など、家庭生活との両立の困難を挙げる人が多かった(同)。

 転勤が退職のきっかけになるかどうか聞いたところ、64%が「なる」と答え、3年前より5ポイント増えている。中でも20、30代は7割以上に達しており、会社勤めも「辞令一本でどこへでも」という時代ではなくなったことを浮き彫りにしている。

 調査は4月26日~5月25日に実施、「エン転職」ユーザー1万165人の有効回答を集計した。

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