パソナ総研が15日発表した第2回「コロナ後の働き方に関する調査」によると、新型コロナをきっかけに引っ越した人は12.5%あり、2拠点居住の生活に切り替えた人も4.8%で、合わせると17.3%に上ることがわかった。年代別では20代が35.2%、30代が22.1%あり、他の年代の10%前後を大きく上回った。
また、引っ越しをしていない人でも、「考えている」が9.2%、「2拠点以上を考えている」も4.0%あり、合わせると13.2%に。すでに引っ越した人も合わせて30.5%に上った。20代では5割以上、30代でも4割以上となり、若い世代ほどコロナ禍をきっかけにした移住願望が強まっていることがうかがえる。
地方移住への関心が高まった理由は、前回と同様に「在宅勤務が可能なので、首都圏にいる必要を感じなくなった」が44.8%で最も多く、次いで「人が過密な地域で暮らすのが怖くなった」が27.1%だった。
調査は21年11月に実施、3大都市圏に住む在宅勤務経験者の男女1101人の回答を集計した。1回目は20年12月に発表している。