ディップが14日発表した5月のアルバイト時給は平均1222円で、前月比13円(1.1%)増、前年同月比102円(9.1%)増となり、昨年12月の1210円を上回る過去最高となった。前月比は3カ月連続、前年同月比は17カ月連続のプラス。メーカーなどの人手不足がさらに深刻になっているようだ。
大職種別にみると、2、3月と同様に製造・技能が1415円(同33.6%増)、運搬・清掃・包装等が1292円(同23.8%増)、建設が1402円(同12.2%増)と大きく伸び、9職種中8職種でプラス。サービスのみ1250円(同1.8%減)だった。
地域別では関東が1252円(同7.5%増)、東海が1186円(同12.2%増)、関西が1233円(同0.1%増)、九州が1169円(同20.5%増)となり、全地域で増加した。
同社の「バイトル」に掲載された求人件数は約26.6万件で、同約1.5倍となった。
一方、リクルートが同日発表した5月のアルバイト・パート募集時平均時給(3大都市圏)は1123円(前月比0.3%増、前年同月比2.8%増)で、過去最高を更新した。求人件数は約91.5万件(4月から集計対象数を拡大)だった。マイナビが13日発表した5月のアルバイト・パート時給も1147円(前月比0.4%増、前年同月比4.1%増)と過去最高を更新した。